ぎりぎりセーフ

画廊大仙(ポン・デザール展)の作品を何とか月曜に搬入。今回は静物の小品と人物の水彩。近く作品を載せるつもりだが、とりあえずは一部分。

月曜はその足で大学へ、調整したいくつかの画用液でシルバーホワイト、鉛錫黄、スマルト、アズライト、ヴェルディグリを練ってみる。スマルトはそのまま練っても全く絵の具にならない。あまりにも粗すぎて砂に油を混ぜただけといった感じ。シルバーホワイトと混ぜると白の中に青の粒子がはっきり見えるほど。本当にレンブラントはこんな不自由な絵の具を使ったのだろうか。結局乳鉢で粒子を細かくすりつぶしながら練ることで、ある程度絵の具らしくはなってきたが、まだ粗さは残っている。あまり粒子を細かくすると白濁して青の鮮やかさが損なわれるということだが、油で練る分には濡れ色になる分、特に問題ないように感じた。アズライトについても同じようにつぶしながら練ることになったが、意外にも、スマルトよりもすりつぶしやすかった。ただ、油と練りあわされることによって本来の鮮やかな青は失われ、少しみどり味の増した発色となる。好みにもよるがそれはそれで悪くない色だと思う。ただ、値段に見合った他では出せない色かといわれるとどうだろうか。画像はアズライト。

渡仏間近のぎりぎりの作業、朝10時から夕方6時過ぎまで、こんな私に付き合ってくださった尾藤さんありがとうございました。また、自分の出校日でもないのにわざわざ挨拶に駆けつけてくれたうちの自慢の教務補助さんたちにも。ありがとう。

 

 

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