ギャラリースチ(http://www.gallerysuchi.com/news/)の須知氏からメールが届いた。10月30日にホキ美術館の開館式に出席し、その様子を伝えてくれたのだ。そこに添付されていた写真がこれ。
ホキ美術館は、株式会社ホギメディカルのファウンダー、 保木将夫氏の個人コレクションから出発した写実専門の美術館。個人の美術館としてこれほどの規模のものを私は他に知らない。作品を描くのに時間がかかり、作品の絶対数が限られるのが宿命の写実画家にとって、作品発表の場は必然的に制限される。このように常時作品を展示してもらえる場ができることは、どれだけありがたいことか。記念すべきオープニングに参加できなかったことはとても残念だ。ここにはこれまで自分が描いた作品のうち、かなりの数が収められている。正確に覚えていないが少なくとも10点以上はある。常設スペースになる「私の代表作」のスペースには130号の最近作が展示される。黒壁にスポットライト、画面の前に立つと作家のコメントのナレーションが流れるという。ちょっと想像つかない。帰国したらまず真っ先に行く場所ができた。「自分の作品はここに行くと見られます。」そう言える場所があるということ、これは絵描きにとって本当に幸せなことだと思う。
本格的なオープンは11月3日。詳しくはhttp://hoki-museum.jp/index.html
ところで今日からこちらは冬時間に移行。1時間時間が繰り下がった。午後になって人から聞くまで知らなかった。ああ、日曜でよかった。日本との時差はこれからは8時間。