こちらで何かをしようとするとき、この手続きと言うやつにいつも悩まされる羽目になる。以前電気会社での名義変更について書いたことがあるが、それはその一例。とにかく時間がかかる。もちろんこちらの言語能力の不足が長引く原因の一つではあるのだが、それだけの問題ではない。何かの手続きをしようと思うと、直接そこに行って済ませられることはまずない。まずはアポイントメントをとり、何日か先の予約を取る。実際にそこに行って手続きをしたのち、結果が郵送され、またアポイントを取って何日後かにそれを取りに行く。そんな感じだ。例えば銀行に口座を作った時の話。口座自体はそのような手順で2、3週間でできたのだが、(それでさえ、日本の基準からしたらえらい時間だが。)その際に、カルトブルーと言う銀行のキャッシュカードとクレジットカードを合わせたようなものを夫婦2人分頼んだ。(こちらでは通常、スーパーの買い物から電車の切符までこれ一つで使えてしまうため、こちらの人たちはほとんど現金を持ち歩く必要がない。)で、実際に受け取りに行った際、どういう手違いか2枚とも私の名義になっていた。そこで1枚は名義変更してもらうことに。2週間後くらいに出来上がったと言うので取りに行く。郵送はしてくれないのでそのたびに身分証明書を持って本人が行かなくてはならない。やっとできたと試しに使ってみる。すると同じ暗証番号であるはずが、コードが違うと表示されて戻ってきてしまう。おかしいなともう一度、やっぱり駄目。念のためもう一度。やはり駄目。その上3回間違えたということでセキュリティーの関係だろう、カード自体が戻ってこなくなる。店の人に言うと、そうなったら店の者でも開けられない。1週間後にまた来てくれと。その際、確認のため、暗証コードをもう一度郵送すると言う。その後送られてきた暗証番号を見ると、やはり前のとは違っていた。三度目。またカードを取りに行く。今度こそ。とためしに確認しようとするが、なぜか使用は明日からですと言われる。しかたなくもってかえり、翌日、スーパーで使ってみると、使えないと言う。さらに翌日まで待って他の店で使ってもダメ。またやり直し。カードが壊れたということで再発行。時間を置いてまた取りに行く。今度こそはと試してみる。まさかのエラー。もうこうなったら別物として作り直す以外にないということに。そして新たなコードが届き、5度目、これで駄目ならもう呪われているとしか思えない。ところがまたしても。今度はコードエラーどころか、引き出し用の表示自体が出てこない。半ばやけくそになって隣の機械へ。今度は引き出し画面は出るのだが、コードを押す前にカードが戻ってくる。残る機械はあと一台。もう駄目かと諦めかけたところでついに引き出しに成功した。なんと銀行の機械3台のうち2台までもがいかれていたのだ。こうしてつい先日、ようやく妻はカルトブルーを手に入れたのだった。その間約3カ月。それも日本人スタッフの銀行の話。これ事実です。話が長くなってしまった。本来はこれは前置きの話のつもりだったのだが…。これからが本日の本題、模写申請の話…。だが今日はやめておこう。話がどれだけ長くなるかわからない。またそのうち。今日は写真もなし。こんなつまんない話、誰か読む人いるのかな?
ちなみに今日も一日雪。