昨日の朝、韓国にいる妻の母から電話があった。日本に大きな地震があったようだが日本のお父さんお母さん達は大丈夫か?という内容。なんでも韓国から日本の家に電話をかけてみたが、通じなかったということ。言葉も通じないのにとにかく電話をしてみてくれたようだ。情が厚く、まず行動してみるという韓国人らしいその暖かい行為に心打たれる。しかしその時点では地震があったことも、その地震がどれほどのものかも全く知らなかったため、妻も娘の幼稚園の時間だからとすぐに電話を切った。後ほどインターネットで調べてみると大変なニュースになっていることが分かった。日本に電話をかけてみても回線が込み合っているとかで通じない。ニュースを見る限り家の付近に大きな被害は出ていないようだったので安心はしていたが、それでも電話が通じないような事態というのはなかなかあるものではない。その後インターネットに次々入ってくる情報。被害の広がりの様子を見る限り、これがただ事でないことは明らかだ。どうやらここフランスでもニュースで大々的に取り上げられているようで、お隣のフランス人の奥さんも心配して大丈夫かと聞きに来てくれる。VYさんからも電話が入った。知り合いの日本人の方のうちには家が仙台にある方もいて、来週にも一時帰国することになっていた。こんなに離れたところにいても決して遠い話ではないと感じる。幸い両親は無事だった。しかし親戚の中にはまだ連絡が取れていない人もいる。とにかく今は早く状態がおさまることを願うばかりだ。