今日は長年やっている渋谷東急ののカルチャーセンターの鉛筆デッサンクラスの生徒Iさん御夫婦がスケッチツアーでパリを訪れていてモンマルトルで落ち合った。昼食をはさんでちょっとした絵の指導…というほどの大げさなものでもないが…。顔を見るなりやせましたかと言われる。そうらしいが、家に体重計がないのでよくわからない。1年たって何キロになっているかと別に楽しみにとってあるわけではない。ただ買うのがもったいなくて買ってないだけ。合計6名ほどのツアーのようだが、皆、なかなか手なれた人達のようだ。今日はちょっと肌寒かったのだが、熱心に、楽しそうに描いている様子がほほえましかった。
ここ1カ月くらいの間に先週は父が、他にも2組の知り合いがパリに来て、しばしの時間を過ごした。春、ここを訪れるのにはちょうど良い季節。しかし今回の震災の事もあって皆日本のことが心の奥にひっかかったままの渡仏だったようで、だれもが楽しんでいるようでどこか重い気持ちを抱えているようなのは見ればわかる。
カルチャーセンターのほうも震災の影響で休講になるなどの影響があったようだ。実は4月からカルチャーセンターが渋谷から自由が丘に引っ越しをすることになっていて、ちょうどその時期と今回の震災があたる結果となり、現場は今もかなり混乱しているのではないだろうか。生徒さん達もそんな中、つながってくれるだろうか。私のいない留守中の教室は若い洋画家、渡抜亮氏が代行してくれ頑張ってくれている。なかなか雰囲気のいいクラスだっただけに気になる。秋にはまた懐かしいメンバーに会えればいいのだが。