昨日娘がまた熱を出して病院まで連れて行くことになり、仕事が1日空いてしまった。おかげで充分な乾燥時間がとれた。いよいよ顔にグレーズをかける。今回は肌にバーミリオンを使わないでやってみようと考えている。実際使われてない絵も...
...ベルギー(その3)
もう1週間前の出来事になってしまった。ベルギーの旅、最後。 ゲントまでは、ブリュッセルから電車に乗って40分程度、その日も朝から肌寒く、時折小雨がちらつく天気だった。目的はファン・アイクの祭壇画。駅を出て、通りがかりの人...
...11日目の仕事
グレーズに入って二日目。スマルトを練るのが大変で少々筋肉痛気味。しかし、その甲斐あってか思った以上に効果は出ている。ドライヤーとしての効果もかなりあるのかスマルトを使っていない部分に比べてかなり乾きはいいようだ。透明性も...
...ベルギーその2(Etienne Delacroix氏)
(…3日前に書いた文の続き…。) 作家の名前はEtienne Delacroix氏。実はKay君の今のアトリエはもともと彼が使っていたアトリエらしい。挨拶をすますと彼はいきなり自分の作品について語...
...10日目の仕事
2週間ぶりのルーブル。朝、バタバタしていて少し遅れる。10時少し前に到着するが、なんだか入口の手荷物検査のところががえらく混んでいる。たまたまそうなのか、それともこれから観光シーズンになるといつもこんななのか…...
...ベルギー(その1)
ベルギーはパリから最も近い外国。そしてそこにはファン・アイクの手による「ゲントの祭壇画」がある。ずいぶん前から行こうと思い、模写仲間のKay君にちょっと一緒に行かないかい?と話を持ちかけていた。そしてKay君が安く行ける...
...日の暮れる時間
今日の夕方4時、オペラ座の近くで我々夫婦の恩人の一人、エリアンヌさんに会う約束になっていた。彼女は我々のフランス語の先生。ここに来る前の数カ月、フランス語を教えてくれただけでなく、ビザ申請に必要な書類、こちらに来た後の模...
...