秋の気配

2日前くらいから芝の間に植えてあったサフランが咲き始めた。5,6年前、いくつかの球根を植えたものが年ごとに増え、今ではかなりの数になる。毎年この紫の花を見ると、秋の訪れを感じる。1年ほったらかしでジャングル状態だった我が家の庭。しかしいまだ紅葉の季節とまではいかないまでも、気付くといつの間にやら秋の気配が漂い始めているようだ。

今が花盛りのホトトギス、次々咲いては散る山茶花、門に絡まるツタはすでに葉の色を変え始めている。柿の実はもう今年は残り2つとなってしまったが、棚のキウィや隣との地境に植えた夏みかんはまだまだ熟してはいない。ふと足元を見れば、既に春に咲く水仙がニョキニョキと伸び始め、土の柔らかいところにはムラサキハナナがこっそり一面に葉を広げ始めている。しばらくすれば紅葉も始まり、一斉に木々が葉を落としだすだろう。雪のように舞う木の葉を見るのは何とも美しくもあり、もの悲しくもあるが、そのあとに待っている落ち葉の処理のことを考えると、実は違う意味でも物悲しくなってしまうのだ。「ああ、雨どいにたまった落ち葉を落とすために、また今年も屋根に上らなきゃあなあ…。」そう、なかなかそう甘くはないのだ。…でもそんな大変さを含めて、楽しいんだけどね。

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