もうすでに木々の葉がすっかり落ちた最近の我が家の庭。すっかり冬の装いとなっている。いたるところで見られる霜柱、昼間日の当たるところでは毎日それがとけてべちゃべちゃの土になるが、日陰では一日中とけることもない。庭の水道は、朝は凍って水が出ないほどだ。池の金魚は厚い氷の下でひっそりと動きも少ない。どうやら今年の冬は例年以上の寒さのようだ。しかしよく見ると、植物たちの中では確実に春に向けての準備が進んでいる。葉の落ちた木々の枝には次に出るべき新芽がすでに膨らみ始めているし、土からもすでに春咲きの水仙、ムスカリ、花ニラ、の芽が顔をのぞかせている。冬咲きの水仙はちらほら咲き始めている。春のように”一斉”にというわけにはいかず、あくまでもちらほらと…だが、緑や花の少ないこの季節にはそれらはとてもありがたく思える。庭の中で一番高く土を盛ったところにひっそりと咲いていたスノードロップ、何年前に植えた球根、今もしっかり生き残っていてくれたんだね。