毎年庭に積もった落ち葉は一か所に掘った大きな穴に集められ、春には腐葉土として再利用している。しかし最近の放射能問題もあり、地表にまんべんなく広がった去年の落ち葉を利用した堆肥ははある程度降り積もっただろう放射性物質をかき集めてしまうだろうことを考えて、用心のため、今年は使わないようにしようと思う。フランスに行っている間の落ち葉はこちらに残っている母が集めて穴に積んであった。今日は、ゴミ収集日に出すためにそれらを少しずつゴミ袋に詰め始めた。袋に詰めようとすると結構な量になる。すぐに5袋程度がいっぱいになる。かなり掘ると、下の方にはおととし以前の腐葉土が出てくる。そのあたりまで掘り進むと、フカフカで栄養満点の腐葉土を狙って周囲の木々がすっかり根を延ばして来ていて、掘るのも大変だ。まあ、このあたりまで掘れば、放射性物質も下の腐葉土にまではしみこんではいないだろうと勝手に考える。ふと足元を見ると、何やら白い塊が…。カブトムシの幼虫だ。ためしにその辺り50センチ四方くらいをさらに掘り進めると、出るわ出るわ、あっという間に5匹の丸々太ったやつらが出てきた。まだまだ一部しか掘っていないのに。この分で周りを整理しながら一帯をすべて掘ると、たぶん20ー30匹くらいは”収穫”できそうだ。息子の友達にもおすそ分けできるだろう。もちろん息子は大喜び。
…またムシムシパラダイスの住人が増えることになる。