ざ・てわざ2 ー未踏への具象ー

8月1日から始まる「ざ・てわざ」2 ー未踏への具象ー。今回2回目となる展覧会だが、この展覧会はデパートの展覧会にしては多分珍しく、作家側が主体となって始めた展覧会だ。もともと写実系の数人の作家の集まりのなかで、団体やジャンルにこだわらず、写実を骨として持っている質の高い作家たちの展覧会をやろうと、気になる人たちに個人的に声をかけることから始まった展覧会。そのたびに新たにメンバーを募るので今回もある程度入れ替わりがある。今回のメンバーの決定についてはおととしフランスに行く前に一度会議があったものの、結局その時には決まらず、最終的には自分は関わっていない。メンバー集めの難しいところは、とにかく何より質の高い展覧会のためにはメンバーは厳選したい反面、なにぶんここで声をかけるような作家はほとんど制作に時間のかかる人ばかりで作品数が少なく、三越の大きな会場を埋めるにはどうしてもある程度以上の人数を集めなければならないこと。こちらの趣旨に賛同してくれるような力のある作家をそれだけの人数の集める事の難しさはなかなか一言では言い表せない。今回も中心メンバーは大変だったのだと思う。はたして今回そうして集まったメンバーの作品は、どんなものになるのだろう。よかったらご覧ください。

ところで出品作はS25号、いまだ完成しておりません。…最近図録用の写真の未完成率がどんどん上がっていく一方。悪い傾向でございます。

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