現在5歳、幼稚園の年中の娘の描く絵については以前にも書いたことがある。http://www.osamu-obi.com/blog/2012/06/1-5.html6月の段階ではまだ固定概念にとらわれず、ちょっとした天才ぶりを発揮していた彼女だったが、その後はいわゆる幼稚園くらいの女の子が一般的に描く、記号化されたお決まりのスタイルにはまってしまい、面白みはなくなってしまっていた。ただ、絵を描くこと自体は好きなようで、最近でもひまがあればよく絵を描いている。…一人で黙って描いていてくれれば微笑ましいのだが、つい目があったりすると、「いっしょにかこう!」というぞっとする一言が降りかかってくるので気が抜けない。いったん引きずり込まれると20分以上は抜け出すことができない。そのうち気が付くと色鉛筆で超立体的な”プリキュア”なんて描かされていたりする。
珍しく今日は一人で長時間描いていたらしい。ふと見ると自分の持っていたぬいぐるみを描いている。妻の話によると何も言わずに一人でぬいぐるみを見ながら描いていたという。いい絵かどうかは別として、結構ちゃんと描けてるじゃないか。意外だねえ。年中ぐらいで物を見ながら描こうと思うなんて…。写実絵画じゃないですか。
そう言ってみて思い出した。確か長男も同じ年中のある日、突然絵を描くと言って自分の持っていたウルトラマンのおもちゃを目の前にどんとおいたんだっけ。
子供がものを観ることと、描くことを一連の行為として結び付けられるようになるのは、なんとなく小学校2,3年くらいのような気がしていたのだが、実は5歳くらいからなんだろうか…。意外と早いもんですね。
ちなみに右に見えますのは妻と私の合作「やや立体塗り絵版、ウータンでございます。」