写実絵画に関する本が出版された。ホキ美術館の所蔵作家14人が取り上げられた本、”写実絵画の魅力”。
写実絵画の魅力<What makes Realist Painting so fascinating?>
昨日出来上がったものが送られてきたのでまだ私も詳細は読み切っていない。特徴的なのは、この本が画集ではなく、読み物としての本であることと言ったらいいだろうか。本の中心となるのは14人の画家たちの文章。インタビュー記事をおこしたもの、画家自身が書いた文、作品に対する画家のコメント、などさまざまだが、同じ写実作家でもそれぞれ絵に対する思いや表現したいこと、表現方法など、違いがわかって面白いと思う。ホキ美術館設立の経緯や、美術館にかける保木将夫氏の思い、日本における写実絵画の流れなども書かれているのでホキ美術館を訪れる
際のガイドブックとしても役に立つ本。もちろん読み物とは言え、作品図版も豊富に掲載されているので、いわゆるマニアじゃなくても十分楽しめる内容です。よかったら一度書店で手に取ってみてください。
以上、宣伝でした。