久しぶりの庭仕事。庭の木々の剪定、家庭菜園の土づくりや、種まき、花壇の手入れ…、本格的な春が来る前にやっておかなければならないことは山ほどあるが、年々増してくる忙しさのため、庭仕事が間に合わなくなりつつある。でももう何とかしなくてはならないということで、今日は1日妻と庭に出っぱなしとあいなった。絵が忙しくてなかなか庭をゆっくり見回す暇がなかったが、気付くとクリスマスローズも花を咲かせ始め、梅の花もすっかり開いている。水仙は既に開いたもの、つぼみを膨らませているもの、種類によってさまざまだが、これから庭が華やかに色づくさまが想像できる気配があちらこちらに見え始めている。
まずは畑の土づくりから。庭の片隅には毎年落ち葉を集めて堆肥を作っている。畳3畳分程度、深さ50センチ程度の穴に落ち葉を集め、油カスを混ぜて踏みつける。半年から1年放置すれば立派な腐葉土が出来上がる。今日使ったのは1年前に作ったもの。スコップでざっくり掘って猫車に乗せる。すると出てくるわ出てくるわ…。大量のカブトムシの幼虫。去年の夏に産み付けられたものだろう。あまりに多いので、堆肥の穴の横にもう一つ小さい穴を掘ってそっちにポイポイ投げ込むことにした。遊びから帰ってきた息子も一緒になって芋掘りならぬカブト掘りに参加し始め、結局最終的には40匹近い”収穫”となった。もう、商売ができそう。すっかり”養殖場”と化した穴を前に、「どうしようか…」と途方に暮れる親子二人。取りあえず虫かごに入れられる量じゃないのでこのまま地面で勝手に育つのを待つしかなさそうだ。「友達となんか物々交換にでも使えるんじゃないの?…」なんて変な知恵、つけちゃったりしながら…。