前回のブログに書いた我が家の年末行事、屋根掃除に続いて昨日焚火が行われた。前回の冬に剪定され、庭の一角に積み上げられ、乾燥させられていた木の枝の山を一挙に片づけるという”必要に迫られた”我が家の行事。
去年までは小学生だった息子の友達たちを呼んで薪拾いを手伝ってもらいながら焼き芋をごちそうするという”焚火大会”をしていたのだが、http://www.osamu-obi.com/blog/2014/12/post-297.htmlさすがに中学生にもなればそんな企画にはのってこないだろう。…と思っていた。ところがどっこい、何人かの友達は今年はいつやるのかと息子に問い合わせていたらしい。
当日の朝、10時くらいから息子と二人、ブロックを並べ、ドラム缶を立て、燃えやすい枯れ葉や燃やしていい段ボールの上に、乾いた枝そして太い木の切り株をのせて燃やし始める。好調な出だし。
実は今回の焚火にはもう一つ、別の目的があった。おととしだった
かの焚火の時、たまたま燃やしていた太い木の幹を見ていてきれいだと思い、それを絵にした経験がある。今回は初めからモチーフ作りのために何本か木を焼こうと思っていた。半年前、春に業者に切ってもらったもっとずっと太い木が何本もあって、そのうちいくつかを処分せずに、とってあったのだ。人ひとりでは持ち上げることもできない太い木の幹を何とか足でゴロゴロ転がしながら火の元へ運んでいく。一度起こして倒し込むように火の中に投入。ちょうどいい焼き具合になったところで火から外す。そんなことの繰り返しをしながら5,6本焼き上げた。
知らない人が見たら何やってんだか全く分からないんだろうなあ…。知ってる人が見てもアホみたいに思うかもしれないけど…。
昼は庭で妻が作ってくれた焼きそばを食べて再び作業を続ける。1時過ぎになると息子の友達が集まり始める。おなじみの焚火メンバーたち。去年とは打って変わってみんなヒョロヒョロと背が
伸び、ほとんどはすでに声変わりしている。中にはまだ声が変わってない子もいるのがちょっと面白い。常連たちは慣れたものでそれぞれおこずかいでマシュマロやらベーコンを買って集まり、何にも説明しなくても軍手をはめてせっせと働き始める。
あちこちでカブトムシの幼虫やら冬眠中のヒキガエルを見つけて叫んだり、池に張った氷を持ってきて焚火で溶かして遊んだり…、中1ってまだまだ子供だったんだな…。
3時過ぎには山になっていた枝の山もほとんどなくなり別コーナーにおき火を用意してあげると早速持ってきたものやこちらで用意した餅を焼いて食べ始める。なかなか楽しそうだな。写真を撮ろうとすると、
「もしかしてブログに載せるの?」だって。こいつら俺のブログ見てんのかな?
娘のほうは遊びに来ていた友達と枯葉を集めたり、飽きてくるとどこかに遊びに行ったり、それぞれ勝手に楽しんでいる様子。じっくり焼いた焼き芋を食べた後、夕
方暗くなったころにみんなで花火をして楽しみ、6時過ぎに解散。
夜には息子の友達の一人がすぐ裏に住んでいるのでついでにその家族も呼んで焚火を囲んでバーベキュー大会となった。突然思い付きで呼んだのでこちらでは大したものも用意していなかったのだが、お隣の奥さんが急きょいろんなものを
用意してきてくれたおかげでえらい豪華な夕食となった。
暖かい火にあたりながら星空を眺めてのんびり過ごすひと時。必要に迫られた年末の作業も過ごしようによっては贅沢なものになるんだな。…しかしキャンプファイヤー、花火にバーベキュー。まるで真夏みたいなことが年末の恒例行事っていう我が家ってどんなもんでござい
ましょう…。すべてが終わったのは夜中も11時ころ。ふと見上げると、空に浮かんだ雲の合間からがこちらを覗く月が美しかった。
家じゅうの障子もおととい何とか全部張り替えることができ
たし、焚火も無事終え、とにか
く年末の作業は無事終えることができた。次に待ち構えているのは、今回で空いたスペースに新たに積み上げるべき庭中の木の枝の剪定作業だな!