先日ふと部屋から庭を眺めていると、なにやらもぞもぞうごめくものが・・・、「あ!お父さん、狸がいる!!」猫よりちょっと大きめのやつの後ろをひとまわりちいさいのがちょこちょこついていく。親子らしい。もう何年も前に夜中寝室の窓の下に狸が来ていたことがあったが、こんな昼間の時間帯にはっきり見たのは初めて。なんだかうれしくなって慌てて写真を撮ったが遠くの点みたいな写真しか撮れなかった。
そんなことも忘れかけていた翌日、昼ご飯の片付けで皿洗いをしていたとき、ふと窓の向こうを見ると目の前に再び狸が。ちっちゃな子狸がちょこちょこと、窓から2メートルと放れていないところをうろついている。慌てて娘を呼ぶ。「見えない!どこなの?」背が低いので窓の上に顔が出ないのだ。椅子を持ってきて上らせる。「あ!ほんとだ。あ!2匹いる!かわいい!!!」よく見る
と、おんなじくらい小さいのがもう一匹。兄弟かな?でもなぜか今日は親狸が見当たらない。そんなこと言ってる間に2匹は通り過ぎて見えなくなる。なんだかもったいない気がして試しに残りご飯をひとつかみ、窓から投げてみた。5分後、気になってのぞいてみると、再び2匹がのこのこやってきている。娘も興奮気味。もう少し何かやってみようか・・・。パンを1枚分ちぎって投げてみようとすると、当然娘も「わたしもやりたい!」そっと窓を開け、パンを投げると見事直撃。慌てて逃げ出す子狸。しかし程なく戻ってくる。しば
らくえさをやったり眺めたりして楽しんだ。いったいどこに住んでるんだろう。まあ、このあたりは裏に保護樹林もあるくらいのどかな
ところだから、狸くらいいてもおかしくはないのだが。飼い猫、飼い犬以外のほ乳類を見るのは珍しいのでなんだか得したような気になるのは自分だけじゃないんだろうな。・・・でももしかしたら農家の人にとってはちょっとちがうかな???