読んだそのまんま、私が教えている教室の展覧会が、“よりによって”このお盆休みの時期に開かれることになった。自由が丘の東急セミナーBEの木曜日鉛筆デッサンクラス。現在月4回の木曜夕方クラスと月2回の金曜午前クラスの2クラスを担当しているのだが、木曜クラスは教室が渋谷にあった頃から・・・たぶん20年以上続けている。勿論生徒さんは少しずつ入れ替わっているのだが、中には私がこのクラスを担当するより前から続けている人もいて、かなりのベテランから入りたての高校生まで、年齢層も経験もバラエテイーに富んでいる。何よりありがたいことにうちのクラスにはムードメーカーになってくれる人が何人もいて、お互いに仲も良く、教える立場としてもとても気持ちよく授業を進めることができている。生徒の質が高いからか、講師の徳が高いからか・・・についてはご想像にお任せいたしましょう・・・。
今回の展覧会についても実は私の方からけしかけたわけではなく、生徒さん達の間から自然に話が持ち上がったもので、私はアドバイスをする程度。画廊とのやりとりから案内状のデザインまで、全て生徒さん達がやってくれている。皆、本格的に銀座の画廊で展覧会を開くのは始めてと言うこともあり、戸惑うことも多いながら、それでもそれを楽しんでくれているようで、そばで観ていてこちらも楽しくなってしまう。以前ブログでも書いたが、うちのクラスでは半年に1度、パネルに和紙を貼った下地を使い、鉛筆を基本に、コンテ、水彩、パステルなど、思い思いの画材を使ったミクストメディア作品を作るというのが恒例行事のようになっている 東急セミナーBE鉛筆デッサンクラスのこと。 F4号という小さなサイズではあるが、それぞれ自分が描きたい題材を見つけて来て、3週間かけて描き上げる。下地作りから始めてそれぞれの画材の相性やそれを活かす工夫なども含めて学びながら、自分だけの作品を作っていく。他ではちょっと習えない内容・・・。題材はアトリエにあるモチーフから好きなものを選んで描く人、自宅からモチーフ持参で来る人、名画の模写をする人や、自分の家族やペットの写真から描く人と様々。選んだ題材を観ながらそれに見合った画材を相談しながら進めていくのだが、描く側も教える側も年々やり方がわかってきて最近はかなり完成度の高い作品が出てくるようになってきている。
今回の展覧会は、この”板絵“を中心に、それ以外にも普段の授業で描いた作品など、一人2~5枚ずつ出品している。私も1枚だが、板絵作品を出品予定。・・・。
お盆休みのど真ん中ではありますが、是非ご覧下さい。会場は銀座、並木通りのあかね画廊。会期は2018年8月13日~19日。
詳細はこちらをご覧下さい。小尾教室展