(すでにこれも先週の話である。)前回の新しい試みを実際に試すにも、レンブラント展の作品は模写することもできない。そこでKay君にオイルスケッチのモデルを頼むことにし、代わりに再び技法的な事を教えてあげることにした。今回は...
...まだまだ終わらない
レンブラントについては2枚の模写が終わった。しかしまだいくつかひっかかっている点が残されている。明るい部分の盛り上がったマチエールについてはある程度当時のあり得た方法の中で再現可能なように感じている。しかしこちらに来て、...
...モンサンミッシェル
何となくイメージではこの有名なモンサンミッシェルのすぐ対岸には古い町並みがあるような気がしていたのだが、実際は本当に何もない場所にポツンとこの島だけがある。2km以上離れた対岸には観光客用のホテルとスーパー、レストランな...
...15日目の仕事(仕上げ)…15ユーロ?
今日で完成させた。前回の模写が20日間。今回のほうがサイズがだいぶ大きいにもかかわらず思ったより早く仕上がったのは、こちらが慣れたこともあるが、描き込む部分がほとんど顔に限られていたことに加え、晩年のレンブラントが緻密な...
...14日目の仕事
今日はカメラは持っていたのだが中身のカードを忘れてしまった。なので画像はなし。今日でほぼ95パーセント完成に近いところまで持っていった。顔には再びイングリッシュレッドをグレーズ。原画の茶色がかった色にならないように気をつ...
...13日目の仕事
背景と、人物の前面の陰影部分へのグレーズ、パレット部分、他。 グレーズは前と同じようにスマルト+アイボリーブラック+若干の赤、黄色のレーキによる。背景の左側は一度目のグレーズのままでもよかったのだが、下層の色ムラが少し目...
...12日目の仕事
昨日娘がまた熱を出して病院まで連れて行くことになり、仕事が1日空いてしまった。おかげで充分な乾燥時間がとれた。いよいよ顔にグレーズをかける。今回は肌にバーミリオンを使わないでやってみようと考えている。実際使われてない絵も...
...ベルギー(その3)
もう1週間前の出来事になってしまった。ベルギーの旅、最後。 ゲントまでは、ブリュッセルから電車に乗って40分程度、その日も朝から肌寒く、時折小雨がちらつく天気だった。目的はファン・アイクの祭壇画。駅を出て、通りがかりの人...
...11日目の仕事
グレーズに入って二日目。スマルトを練るのが大変で少々筋肉痛気味。しかし、その甲斐あってか思った以上に効果は出ている。ドライヤーとしての効果もかなりあるのかスマルトを使っていない部分に比べてかなり乾きはいいようだ。透明性も...
...ベルギーその2(Etienne Delacroix氏)
(…3日前に書いた文の続き…。) 作家の名前はEtienne Delacroix氏。実はKay君の今のアトリエはもともと彼が使っていたアトリエらしい。挨拶をすますと彼はいきなり自分の作品について語...
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